【国によって異なる】オーダータキシードに使用する生地の特徴
新婦のウェディングドレスに比べると、新郎の衣装の選択肢は少ないものです。
結婚式が決まった後に、レンタル・ウェディングドレス屋さんに行っても、新郎のタキシードは3,4種類しか選べるものがないというのはよくある話。
しかし、これがオーダーメイドでタキシードを作るとなれば話は別です。
オーダータキシードの場合は、数百種類の生地、衣装の細かいデザインはもちろん、ボタンの種類、パンツの裾の幅、ジャケットのフィット感まで数千パターンから選ぶことができます。
目次
生地選びは自分の直感や感性も重要
ただ細かいデザインやサイズの提案は専属のフィッターがしてくれるとしても、生地の柄や色の好みについては自分の直感で選ぶところが多いのです。
そこで今回は、生地の国別のテイストの違いを挙げていくので、是非参考にしてください。
国別・生地のブランドの大きな特徴
日本の生地の特徴<JAPAN>
日本の有名な生地メーカーは、三星毛糸、葛利毛織、日本毛織、御幸毛織など。多くは愛知県や岐阜県などの中部地方発としています。
日本の生地ブランドの特徴としては、華やかさやラグジュアリーな質感よりは、落ち着いた雰囲気の質感の生地が多いことです。
理由としては、日本において、生地の用途のメインである「ビジネススーツ」が「個性を主張する」ものではなく、「落ち着きや真面目さ」を重視しているからです。
しかし結婚式で使用するタキシードの生地については、礼服と言われ、黒や紺色といった落ち着いた色味が中心であり、見た目にも派手さはそこまで求められないため、実は日本のブランドの生地が非常に良く合います。
織りが非常にしっかりとしていて丁寧に作られているのも流石はメイド・イン・ジャパンと言えます。
イタリアの生地の特徴<ITALY>
イタリア人はスーツをどのように捉えているかご存知でしょうか?
彼らのスーツや生地に関する考え方は「個性」「華やか」「自己表現」の3つです。よってデザインにも柄物や発色の派手な生地などが豊富です。
またイタリア人は柔らかく着心地のいい生地を好むため、軽く細い生地が重用されていることが多いです。その指標がSUPER 130sといった数字に表れます。
なお細い糸を使う場合は耐久性は弱くなります。
イギリスの生地の特徴<ENGLAND>
英国貴族、英国紳士という言葉にあるように、イギリスの生地は軽さや遊びといったものはあまり重要視されていません。どっしりとした威厳あるイメージです。
実はタキシードやスーツの生地も同じで、一般的に目付が重く、耐久性のある生地が多いのです。
使用されている柄は古典的なデザインものが多く、イタリアのような派手な印象はありません。ブリティッシュな文化にあった独特のストライプ柄など伝統的なデザインが多いですね。
自分のウェディングの衣装のイメージに合わせて選んで
オーダーメイドでタキシードを作る楽しさ、生地を手で一枚一枚触って選ぶ楽しさは、レンタルには決してないものです。
またタキシードをリメイクすれば、結婚式が終わったあとにも使えるため一生の相方になるでしょう。
だからこそ、じっくりと時間をかけて自分の結婚式のイメージにあった一着を作り上げて下さい。
なお、オーダーメイドのタキシードに興味が有る方は是非THE GENTSのホームページを見てみて下さい。