実は色々あるオーダーメイドの種類
2015/11/04
オーダーといっても種類があり、価格も全然違う
一般的に、既成品や「吊るし」と言われるスーツのことをレディメイドスーツと言い、注文してから仕立てるスーツのことをオーダーメイドスーツと言います。
そのオーダーメイドの中でも仕立ての細かさ、価格などで、大きく三つの分野に分かれますのでそちらを紹介します。これらは新郎のオーダータキシードでも当てはまるので是非覚えておきましょう。
①パターンオーダー
元々の既成品のサイズから生地の選択やサイズを調整をして作るものをパターンオーダーといいます。価格もオーダーメイドの中では最も安いほうです。
実はパターンオーダーにも色んなタイプが存在します。
・生地の選択だけを行うもの
・サイズ調整だけを行うもの
・生地の選択とサイズ調整の両方を行うもの
など幾つかのタイプが存在します。
最も手軽に作れるオーダーメイドスーツで初めてオーダーメイドする方は入門としてオススメです。
しかし、人の体は縦、横、奥行きとそれぞれのサイズがあり、既成品と自分の体のサイズが合うという人は極稀なことから、パターンオーダーの場合、サイズ感について満足できない人が多いことがデメリットと言えます。
②イージーオーダー
生地の選択やボタン、裏地を選ぶのはパターンオーダーと変りませんが、縦、横、奥行きと三方向のサイズの調節が出来るのがイージーオーダーです。
パターンオーダーよりも採寸は細かく計られます。
型紙についてはテーラーによっても違いますが、あらかじめいくつもの型紙を用意して、最も近いものに補正を加える場合と、採寸データを入力して自動的に型紙を作成する場合があります。
フルオーダーに近いサイズ感で仕上がりますが、価格面ではパターンオーダーに近いことがメリットだと言えます。
③フルオーダー
ゼロから作られるのがフルオーダーです。基本は型紙から作ることをフルオーダーと呼び、その中でも全て手縫いのオーダーメイドスーツのみフルオーダーとする場合もあります。
生地やボタンやデザインはすべて自由に設定できます。
縫製前に試着すること(仮縫い)でよりサイズ感を上げることが可能です。
もっとも手の込んだオーダーメイドスーツのタイプなのですが、とても手がかかるので価格はおおよそ20万円以上と高く、価格面で手が出しにくいことがデメリットと言えます。