チーフの使い方と種類
2015/10/27
胸元を鮮やかに飾るポケットチーフ。着こなしをよりお洒落にするのに役立つアイテムですし手軽で簡単にドレスアップ出来る小物ではないでしょうか?
目次
チーフの歴史
ポケットチーフは元々ハンカチーフから生まれたもの。ハンカチ自体は紀元前4000年前の古代エジプトの遺跡でリネン(麻)生地が正方形に折られたものが見つかっているほど、歴史の旧いものです。しかし胸に挿して使うのは1960年頃から定着してきたようです。そう考えるとファッションとしてのチーフの歴史は以外と浅いのです。
チーフは実は和製英語?
日本語ではチーフと呼ばれておりますが、海外でチーフと言っても伝わらないでしょう。チーフは実は和製英語で、「ハンカチーフ、ポケットチーフを略してチーフ」ということなのですが、実際はポケットスクエアー(Pocket Square)と呼びます。
種類
素材は主にリネン(麻)、シルク(絹)、ウール(羊毛)、コットン(シャツ地)と分かれています。フォーマルシーンではリネンかシルクが相応しいでしょう。
コーディネートのルール
昼間の合わせならばリネン(夜NG)。昼・夜はシルクはOKというややこしいフォーマルルールが存在します。ということで、昼夜共にOKなシルクにしておけば間違いなさそうですね。
そしてポケットチーフは色柄とデザインがネクタイのように豊富なのですが、、礼装の合わせとなると清潔感と上品さが求められますので白い無地タイプが一般的には良いとされています。
しかし、あくまでも厳格な式典に対してのルールです。小物なのでルールを踏まえた上で多少遊んでもいいのでは?とも思います。
結婚式でタキシードと合わせて着用するのであれば、奥様の持つブーケの色に合わせたりするのも、二人並んだ時の映り方がペアコーディネート的な感じとなるのでおすすめです。
チーフの挿し方
基本的な挿し方をご紹介します。挿し方でフォーマルな気分や遊んだ気分を演出できます。
チーフは個性を表には出さないフォーマルウェアの着こなしにおいて、数少ない選択肢があるアイテムだと思いますので楽しんでいきましょう。
TV FOLD (TVフォールド)
正装からビジネスまでに相応しい最もスタンダードな挿し方。
PUFF (パフ)
ふわっとした感じが少しラフな印象で比較的カジュアルなパーティーに。
CRUSHED (クラッシュ)
華やかで遊び心のある挿し方です、きらびやかなパーティースタイルに。
TRIANGLE FOLD (トライアングル)
TVホールド同様、オールラウンダーな挿し方です。
THREE POINT FOLD (スリーピークス)
華やかさがあり、綺麗にならんだ三つの山がエレガントさを演出。
その他、挿し方は色々ありそうですが、この5つをマスターしていれば問題無いでしょう。
せっかくの遊びが演出できるアイテムですので様々な挿し方を覚えて是非実践してみてください!