新郎のタキシードのボタンについて学ぶ
2015/11/02
ジャケットはボタン一つでガラリと雰囲気が変わる!
ボタンは身頃を繋ぐ留め具の役割があるのはもちろんなのですが、ジャケットのアクセサリーとして一番目につく場所でもあります。
洋服の中でも唯一「突起した」部分ですので以外と目立ちますよね。
同じデザインのジャケットでもボタンの素材、形によってガラリと雰囲気が変ります。
様々なボタンの種類
釦(ボタン)の種類はバッファロー(水牛)、ナット(樹脂)、ポリエステル、白蝶貝と様々な素材がありますが、タキシードはじめフォーマルウェアにはくるみボタンが良いとされています。
くるみ釦(ボタン)とは
芯(金属や木など)となるボタンの表面を、生地や革などで包(くる)んだ釦のことで、通常の平たい釦よりも暖かみがあって、いかにも高級な風合いがあります。
ちなみにオーダーでタキシードを作る際には、こちらの釦は使う生地にあわせて手作りで作成します。
ウェディングドレスの飾りにも使われていたりしますので、奥様の衣装探しの時にもしかするとお目にかかるかもしれないですね。(写真は一つボタンのくるみボタン)
結婚式のような厳粛なシーンで、タキシードや礼服では、異素材の釦でアクセントを付けるよりも同生地の釦をパーツとして付けた方がしっくり決まりますし、何よりエレガントだとも思います。
正統派にタキシードを着るのであれば「くるみ釦」がレギュラー。そういう風に覚えておきましょう。
ボタンもタイやチーフのように小物だから個性を出してもいいのでは?
ただ、このような遊んだ着こなしを楽しみたいという変わり種がお好きな天の邪鬼の方は、アメトラっぽい雰囲気を重視してメタル釦に。
はたまた、奇天烈なデザインモノで古銭なんてツワモノも…(なんだコレ)
(写真のデザインがはたしてウェディングにふさわしいのかどうかは別として)
様々なデザインがありカスタムやアレンジの加えやすいボタンのチョイスはとても幅が広いです。
しかし、今後ジャケットの留め具がジップにでも変らない限りは、タキシードに合わせるボタンはくるみ釦が見た目も美しく良いかと思います。
こちらもシーンや新婦のウェディングドレスのデザインやテイストと合わせて選んでみてください。