【新郎の身だしなみ】シャツのシワを綺麗に取る、アイロンのかけ方
2015/12/05
日頃からシャツにアイロンをかける方はどのくらいいるのでしょうか?。
面倒だったり、かけ方が分からないといった理由でアイロンをかけたことがない方も、もしかしたらいるかもしれません。
自分でアイロンがけしたほうがキレイにシャツが仕上がる?
クリーニング屋もいいのですが、しっかりと糊で固められ過ぎたパリパリのシャツは着心地が良くなく、襟も固すぎて首が痛かったり、生地の質感もゴワゴワとしてしまいます。
せっかく良い生地を選んだとしても、滑らかな肌触りと質感が損なわれてしまうのが個人的にどうしても苦手です。
タキシード用のいいシャツでも、洗濯自体も洗濯用ネットに入れて洗ってしまって全く問題ありません。(一応品質表示を確認しそれに従った洗濯方法にしましょう)
前撮りで一度着たタキシードシャツは自分でアイロンがけする
前撮りの撮影などで着たシャツをそのままクリーニングに持っていくのではなく、当日に向けて自分でケアする事はさほど難しい事ではありません。
直接肌に触れるシャツはやはり着心地も大事にしたいところです。是非、参考にしてみてください。
シワを取りやすくする為の準備
①霧吹きでしっかりと全体を湿らせる。
現在、多くのアイロンにはスチーム機能が付いていてシワが取りやすくなっています。
しかし、スチームの水蒸気だけでは完全にシワが取れない事もあり細かいシワが残ってしまうケースがあります。
そこで霧吹きを使ってシャツ全体湿らせるとアイロンの滑りが良くなり、細かいシワの伸びが良く綺麗に仕上がりやすくなります。実際にアイロンをかけていく際はスチーム機能ONで大丈夫です。
アイロンかけていく順番
一手間終えればここからが本番。
パーツごとに順番ずつにアイロンをかけていく事がオススメです。
①襟
襟は裏側(襟を立たせた背中側)からアイロンをかけます。
襟の先から内側に向かってアイロンをかけ、襟の先にシワが寄らないように気をつけます。
裏側が終了したら表側をかければ完成。
②ヨーク(肩)
次に肩の部分です、内側からあまり力を入れ強く押さず、アイロンの重みだけでシワを伸ばしましょう。
シャツのパーツでも立体的な部分になるので難しい場合は、このようにアイロン台の角に引っ掛けたりするとアイロンがかけやすくなります。
③カフス
襟同様に芯が入っており袖口の固い部分です。こちらも内側からシワを伸ばすと綺麗に仕上がります。
袖口付け根にあるタック部分も形を綺麗に揃えて優しく押さえるように。
④身頃
こちらは表面、内側からでもお好きな方に(自分は内側)アイロンをかけます。
右側からスタート(どちらからでも)した場合、次は背中全体→残りの身頃と、体を順番に一周するように仕上げていくのがポイントです。
ウエスト縫い目や脇のカーブした部分はアイロンのエッジ部分を上手く使って当てるとシワが伸ばしやすいです、
<注意点>
しかしこの際にアイロンを細かく動かすとシワになりやすいのでゆっくりと大きく動かす事を忘れずに。
そして、前立て(ボタンの付け位置や被せ部分)は生地が二重になって厚みがあります。
ここはよく生地を片手で伸ばしながら念入りにシワを伸ばしましょう。
⑤袖全体
最後は袖全体です。
まずは袖にある縫い目から折り生地を平らな状態にします。
そして、片手でカフスを引っぱりよく生地を伸ばしながら肩に向かってアイロンを滑らせるように当てていきます。
仕上がり後に腕に折れ線が入るのが苦手な自分は縫い目を真ん中の状態にしてプレス後を消します。(お好みでどうぞ)
以上の手順はあくまでも個人的な順番なので、皆さんでやりやすい順序があればそちらでも大丈夫です。
コツとしては固く厚いパーツ部分から薄く大きなパーツ部分へアイロンをかけると綺麗に仕上がります。
シワを伸ばすことは簡単に自分を綺麗に見せる事でもあります。
仕事用のシャツでも応用出来る事なので、普段からキチンと見えるように、気を使った心がけが自分で出来る男性を目指しましょう。
タキシードのシャツの選び方↓